最強学問、統計学の基礎と実践を教えて頂きました!メインイメージ

最強学問、統計学の基礎と実践を教えて頂きました!

皆さんは「統計学」と聞くと、何をイメージされるでしょうか?「むずかしい、おもしろくない、数式ばかり、、、」などが、一般的でしょうか?当院スタッフに統計学の話をしても、ほぼ100%の確率で後ずさりされます(゜_゜) 一方で高度に情報化した現代社会においては、生き抜くためのツールの1つとして、医療分野のみならず多くの業界で活用されるようになっていいます。それを反映してなのか2014年ビジネス書大賞は、書籍「 統計学が最強の学問である – データ社会を生き抜くための武器と教養」だったそうです。
 
http://www.diamond.co.jp/book/9784478022214.html
 
私は統計学というと、医学部の講義の中で聞いた、イギリスの著名な作家「H・G・ウェルズ」の話を必ず思い出します。ウェルズは、「タイムマシン」や「宇宙戦争」といったSF小説で著名な作家ですが、彼は100年以上も前の著作の中で、「統計的思考(statistical thinking)は、いつの日か読み書きの能力と同様に、優れた市民には欠かせないものになるであろう」と記載していたそうです。私は学生自体、こうした統計学の重要性を理解せず、当時は余り真面目に勉強しなかった事をとても悔やんでおりまして、ウェルズの予想は的中していると、今は痛いほど確信させられています(‥;) このブログを読んだ方で、学生さんがおみえになれば、頭の柔らかい時に統計学を一生懸命勉強していくことを、強くお勧めします。
  
さて前置きは長くなりましたが、幸いにも今回は、平成医療短期大学作業療法専攻教授、加藤清人先生にお招き頂いて、日本福祉大学で行われました日本リハビリテーション・データベース協議会(JARD)主催の統計解析セミナーに参加して参りました。加藤先生は、当院セラピストの教育および臨床研究において、日頃より多大な御支援を頂いております。
 
 
 図2
 
JARDはリハ医学・医療の質の向上のため、日本リハビリテーション医学会に加え日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会と共に、本データベース事業を共同運営するための協議会が2012年9月4日に設立、リハビリテーション患者データベースを構築・運用されているされた組織です。
 
http://square.umin.ac.jp/JARD/index.html
 
セミナーはまずJARDにおいて中心的な役割と千葉大学予防医学センター近藤克則先生より、「リハビリテーション患者データベース~到達点と課題~」というテーマでお話頂きました。全国の施設から集められた症例のリハ経過と、当院症例を比較することは、リハビリテーションの質向上、臨床研究には必要不可欠です。このような大変有用資源を、当院でも利用出来るような体制作りをしていかないとと強く思いました。
  
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その後、日本福祉大学健康科学部准教授、白石成明先生より、SPSSという最も頻用されている統計アプリケーションの使い方を、端末を実際に利用しながら教えて頂きました。SPSSのライセンスを有するIBM主催のセミナーで、今回のようなSPSSの使い方を学ぶ講義に参加するには、1回10万ほどお支払いしなければならないそうでして(‥;)、今回のセミナーが、私達にとっていかに有り難いものかよく分かりました。実は私、SPSSを利用した統計解析は何度行ったことがあるので、最初は余裕で構えていたのですが、SPSSはもっともっと色々な事が出来ることが分かり、途中からパニック状態になりました(笑)。この私の写真は、まだ余裕綽々の時に撮影してもらったものです。白石先生には、記念写真もご一緒お願いしてしまいました!
 
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午後からは、 国立長寿医療研究センター老年社会科学研究部、鄭丞媛先生より、統計学の考え方の基本と、SPSSを用いた多変量解析の実際をレクチャー頂きました。鄭先生のやさしい語り口調が、脳に心地よく響きます。多変量解析を行うときの留意するべき点、間違いやすい幾つかの点などを伝授頂き、とても有意義なお話でした。正しい統計解析を行うためには、統計学の基礎をしっかりと学ばないといけないことを良く理解できました。
 
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統計学のお話、またSPSSの使い方など、手取足取り教えて下さいました白石先生、鄭先生、本当に有り難うございました。今回伝授下さいました事を無駄にしないよう、当院のリハビリテーションの質向上に繋げていきたいと思いました。
 
最後に、今回の会にお招き頂きました加藤先生とのツーショットをアップします。好奇心を満たして頂いた私は和やかな笑顔ですが、加藤先生はいつもとは違う大変厳しい顔をされていますね(‥;)。きっと私から、「当院スタッフ全員がSPSSを使いこなせるようお願いします!」と懇願した直後だったので、気合いを漲らせているのです。特にセラピスト達は加藤先生を質問攻めにして、はやくSPSSを日々のリハ臨床に生かせるように頑張りましょう!!
 
 
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医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
神経内科 和座 雅浩
 
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