松波総合病院脳神経外科、澤田先生の血管内治療に対するこだわり ~ Stroke2015「Late Breaking Science Session」よりメインイメージ

松波総合病院脳神経外科、澤田先生の血管内治療に対するこだわり ~ Stroke2015「Late Breaking Science Session」より

先月末、広島で行われました脳卒中学会2015に参加して参りました。今年の参加者数は約6200名とのこと、我が国の医療において脳卒中のニーズがいかに高まっているかを改めて実感しました。

今年も脳卒中トピックスについて色々と入手できましたが、特にその中でも松波総合病院、澤田元史先生のご講演は、私達内科医にとっても勉強になるお話しでしたので、ここにレポートします。澤田先生は日頃より当院の神経疾患診療を強力に御支援頂いております脳神経外科の先生です。手術はもちろんのこと、プレゼンテーションがとても上手く、いつも楽しくお話を拝聴し、良き向学の機会とさせて頂いています。

http://matsunami-hsp.or.jp/recruit/doctor/senior_doctor/doctor/sawada/index.html

澤田先生のご発表は「Late Breaking Science Session」と命名されたセッションで、Breaking-Scienceの名のとおり、どの演題も興味を引く内容ばかりです。開始前には会場は満員御礼となり、その前に行われていました海外招待講演者による特別講演より、はるかに熱気ムンムンでスタートしました。ご演題テーマは「脂質異常症を伴わない頚動脈プラークの特徴とエパデール内服の有用性」です。

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みなさんはEPAと呼ばれる脂肪酸が高純度に濃縮された、エパデールと呼ばれるお薬をご存じでしょうか?発売当初は、ほとんどの医師がサプリメントのような薬と無関心でしたが、とくにここ数年、その強力な抗動脈効果が再注目されてきているのです。発売から20年以上も後になり、このように脚光を浴びるお薬も珍しいものです。

http://www.nissui.co.jp/frontier/24/

澤田先生はこの薬理作用にご着眼され、頸動脈ステント留置術(CAS)と呼ばれる頸動脈疾患の血管内治療に応用されたのです。術前にEPAを投与しておくとプラークが安定し、術後合併症を有意に減らすことが出来たとのお話しでした。CASは頸動脈内膜剥離術(CEA)と比較すれば、患者さんへの負担が少ない手術治療法ですが、その一方で、狭窄病変を広げる時に、剥がれたプラークの一部が脳に飛んでしまい、脳梗塞を来すという厄介な合併症が問題となっているそうです。そうした合併症を最小限にし、低侵襲&有効&安全な血管内治療を実現されたいという、澤田先生の脳外科医としてのこだわりを強く感じました。

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講演終了後はすぐに会場を離れて、脳卒中学会の打ち上げ会をする予定でしたが、澤田先生は写真のように聴講者からの挨拶と質問攻めに遭われるモテモテ状態で、なかなか離してもらえません(‥;)。他の医師にとっても、いかに関心が高い取り組みであったがよく分かりました。

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さて、今回の打ち上げ会は、素焼き鳥屋さんで行いました。2人とも随分お酒が入っているはずなのに、脳外科疾患の手術の話になると、写真のように急に真面目な顔になるのは、職業気質でしょうか?美味しい焼き鳥をつまみながら、楽しく打ち上げさせて頂きました。

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これからも、3人で岐阜脳神経疾患を盛り上げましょうと、がっちり手をにぎってのスリーショットをアップします。澤田先生は2次会でもモテモテ状態でした(笑)。

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2次会は広島らしく、広島焼きを3人で食べることになりました。私は初体験でしたが、まさに「お好み焼き+焼きそば」と言って良いような、ウルトラ高炭水化物食です(‥;)。安藤医師と私は途中でギブアップしましたが、澤田先生はぺろりと完食されました。臨床医としてのエネルギッシュなパワーは、底なしの食欲から生まれるかも知れません。

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脳神経外科ドクターとして大変ご多忙の中、このような臨床研究をなされていること深く感銘しました。頚動脈病変の質的評価、EPAの使い方など、当院の診療にも是非生かしていきたいと思いました。澤田先生、この度もとても良い勉強させて頂きまして、誠に有り難うございました!!

 澤田先生&安藤先生記念写真

 

医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
神経内科 和座  雅浩

 

 

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