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第42回糖尿病予防教室 ~食中毒について~

気持ちのいい5月ももうすぐ終わり、いよいよ全国的に梅雨入り間近となりました。じめじめとした日が続くこの梅雨シーズンは、食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。食中毒の予防法について考えて頂きたく、第42回糖尿病予防教室にて食中毒についてのお話しをさせて頂きました。

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☆食中毒とは・・・

食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間は様々です。時には命にもかかわるとても怖い病気です。

 

☆食中毒予防の3原則

①つけない→手を介して広がることが多いので、しっかり手洗いをしましょう。まな板、包丁、食器などの器具もよく洗浄し殺菌しましょう。

②ふやさない→冷蔵庫や冷凍庫を利用するときは、食品の決められた保存温度を守りましょう。 ※食肉は10℃以下で保存しましょう。

③やっつける→中心温度(75℃1分以上)を目安に十分に加熱しましょう。加熱後時間がたったものは、思い切って捨てましょう。

 

☆食中毒を防ぐ6つのポイント

①食品の購入

・肉、魚、野菜などは新鮮なものを選ぶ

・肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に買う

・肉、魚はビニール袋にそれぞれ分けて入れ、肉汁など漏らさない

・寄り道をしないですぐに帰る

 

②家庭での保存

・冷蔵や冷凍の必要な商品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する

・肉や魚はビニール袋や容器に入れ、他の食品に肉汁などがかからないようにする

・肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前後に必ず手指を洗う

・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つ

・冷蔵庫や冷凍庫に詰めすぎない

 

③下準備

・調理の前に石鹸で丁寧に手を洗う

・野菜などの食品を流水できれいに洗う

・生肉や魚、卵を触ったら手を洗う

・冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを使用し、自然解凍は避ける。

・使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する

 

④調理

・調理の前に手を洗う

・肉や魚は十分に加熱する(中心部を75℃で1分間以上)

・料理を途中でやめるようなときはそのまま室温に放置しない

・電子レンジを使うときは専用の容器を使い、熱の伝わりにくい物は時々かき混ぜる

 

⑤食事

・食べる前に石鹸で手を洗う

・盛り付けは清潔な手で、清潔な食器を使う

・温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下で保存する

・作った料理は、長時間室温に放置しない(O157は室温で15~20分で2倍に増殖する)

 

⑥残った食品

・残った食品を扱う前にも手を洗う

・清潔な容器に保存する

・温め直す時も十分に加熱する

・時間が経ちすぎているものは思い切って捨てる

・少しでもあやしいと思ったら食べずに捨てる

梅雨に増える細菌性の食中毒は、食材をきちんと保管、殺菌することで防げます。もし食中毒になってしまったら、下痢止めで排出を止めてしまうのはよくありません。水分をこまめに摂取しつつ、医療機関の診療を受けましょう。

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今回も私の話を熱心に聞いて頂きまして、有り難うございました。皆様の健康管理にお役に立てて頂けましたら嬉しいです(^^)。

 
医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
管理栄養士 武市 和美

 

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