リハ総会にて干渉波刺激装置の威力を報告してきました!~新潟シリーズ第4報(最終章)〜メインイメージ

リハ総会にて干渉波刺激装置の威力を報告してきました!~新潟シリーズ第4報(最終章)〜

新潟シリーズ最終章は、和座がレポートさせて頂きます。

今年は5月第4週の日本神経科学会学術集会につづいて、日本リハビリテーション医学会が5月第5週に開催されるため、連続で新潟入りする事となりました。学会のような何千人〜1万人規模の大人数が集まるイベントが出来るような会場は限られますが、それでも全く同じ会場に2週続けて参加する事は珍しい事です(^^;)。

第52回日本リハビリテーション医学会学術集会
http://www.congre.co.jp/jarm2015/

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宿泊させて頂いたホテルも全く同じで「4泊5日+2泊3日=合計6泊8日」だったせいでしょうか?、2回目のチェックインはホテルの受付の方には、顔パスで「お帰りなさい和座様!」で迎えて頂きました。私の名字は珍しいため「和座です」と言っても、まず「はい、和田様ですね」となります。毎度恒例の「WadaじゃなくてWaza、DじゃなくてZです!」のやり取りが不要だったことは、嬉しい限りでした。

さて今回のリハビリテーション医学会学術集会では、「頸部干渉波刺激装置を用いた嚥下リハの1例報告~遷延した嚥下障害を合併した抗GT1a抗体陽性GBSに対する使用経験~」のタイトルにて、私が発表してきました。前回の神経科学会とほぼ同様の内容ですが、今回は口演形式で、著効した様子を動画でリアルに提示することができるため、説得力が違います。また干渉波刺激装置の有効性については、今年2月の日本嚥下医学会学術集会で報告してきましたが、前回は脳梗塞後嚥下障害、つまり中枢疾患による嚥下障害です。今回はギラン・バレー症候群という末梢神経障害による嚥下障害であり、中枢性・末梢性双方の嚥下障害に対する有効性を示す事が出来たと言えます。医療においては「正しい診断≒適切な治療」が大原則ですが、嚥下障害は原疾患を同定しきれないまま対応せざるを得ない事も多く、臨床医の目線から機器の汎用性を考える上では今回の知見は意義が大きいと考え、それぞれの学術集会で発信してきました。

治療前後の変化を嚥下造影検査(VF)および嚥下内視鏡検査(VE)で示したスライドです。発表している最中にも、改善効果は本当に劇的であったと、演者自身が嬉しくなるほどでした!。治療開始前の嚥下障害の程度があまりに重症であり、担当医もこの先どうなるのか?と不安に思ったのが正直な所ですが、3食の経口摂取が可能になるまで改善したことは医師冥利に尽きます。

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VF動画は下記にアップしてありますので、ご興味頂ければ閲覧お願いします。治療前→治療2W後→治療9W後の順です。

 

発表後の質疑応答では、干渉波刺激装置のアドバンテージを理解して頂いた上で、実際の利用法についてのご質問して頂けまして、 心から安堵しました。 スクリーンショット 2015-06-01 17.37.40

当院の嚥下診療において、頸部干渉波刺激という強力なアイテムをご利用させて頂いております、兵庫医科大学越久先生(機器の発案者)には感謝の気持ちで一杯で、発表は下記のようなスライドでフィニッシュさせて頂きました。干渉波刺激装置の威力を活かし、嚥下障害に苦しまれる患者様を1人でも多く助けていきたいと、改めて強く思いました。

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最後に:
今回新潟で開催されました神経科学会・リハビリテーション医学会学術集会では、日頃より当院診療を御支援頂いている先生方と懇話させて頂け、また同じマインドを持った医師との新たな出会いもあったりと、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。それぞれの学会において当院セラピスト達が、神経内科医およびリハビリテーション医らを前に発表する経験を出来た事も大きな収穫となりました。御支援賜りました多くの先生方、関係者皆様には、この場をお借りして深く御礼申し上げます。 

医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
神経内科 和座 雅浩

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