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「夢があるリハ栄養☆」学術集会で発表してきました!

平成27年11月28日、県立広島大学にて『「食べたい」を支える』をテーマに、第5回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会が開催されました。リハビリテーション栄養は、当院が開設以来力を入れている取り組みの1つで、今やこの会にて毎年当院の成果を発表することがミッションとなっています。

第5回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会
http://5th-jarn.jp/

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今回私はポスター発表にて「当院回復期病棟入院患者におけるGNRI値に注目した身体所見、FIM得点の関係性について」という演題で、この1年間のデータを基にリサーチした臨床研究の成果を発表して参りました。GNRIはフランスのBouillanneらが2005年に発表した高齢者を対象にした栄養スクリーニング法で、GNRIは14.89×アルブミン値(g/dl)+41.7×BMI/22という計算式から簡単に試算でき、主観が入らず簡便性の高い栄養指標ということで、当院でも活用しています。今回の解析により、入院早期の栄養状態が良好であると、リハビリ効果が得られやすいことが明らかになりました。言い換えるなら、栄養状態が悪い状態で入院リハビリをがんばっても、効果が得られにくいと言うことです。今後も症例数を増やしていき、栄養状態が悪い患者様に対してどのようにアプローチしていく事が有効であるか?、リハビリ負荷量をどのように調整していったら良いのか?などの問題を、当院の取り組みの中で探っていきたいと思います。

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発表終了後は、本発表で指導頂いた平成学園河合先生と、当院和座医師との記念写真です。「お疲れ様!」に間髪入れず、既に来年に向けての話題でお2人は盛り上がっており、プレシャーをヒシヒシと感じました(‥;)。昨年に引き続き、大変なデータ取りに協力して下さった管理栄養士の大野さん、高木さん、武市さん、今回も有り難うございました。プレッシャーに打ち勝てるよう、御支援またお願い致しますm(_ _)m

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また学術集会の会長講演では若林秀隆先生より、「リハ栄養の現状と今度の展望」についてのお話がありました。いつも若林先生のお話は、可愛いコーギー犬の写真が連発するのですが(笑)、今回はこれのみとのことで、この会を発展させていかなければならないという強い決意を感じました。

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まず日本リハビリテーション栄養研究会を立ち上げられた経緯と現状のお話がありました。今や5000人近くとなった大きな研究会ですが、最初は100人にも及ばない会員数だったこと、この4年間で急速に発展していった研究会である事がよく分かりました。下記のスライドのように職種別の会員数もお示しになれてましたが、多くの職種が集う、まさに多職種参加の研究会であることもよく分かりました。当院開設日は2011年12月1日で、立ち上げの時期がほぼ同時期であった事も知り、ちょっとしみじみとしてしまいました。

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またリハ栄養の臨床研究で活躍されている先生方が、臨床研究において示された成果を多数ご紹介されており、日本発のエビデンスが世界を駆け巡っている事が良く分かりました。今年7月に名古屋で開催された国際学会PENSA2015にて、若林先生と小蔵先生のご発表がダブル受賞という快挙のお話もありました。日本のリハ栄養の取り組みはレベルが高く、特に中国などアジアで注目されているとの事、今後は日本の輸出産業にしたいとの豊富もおしゃられていました。現在、リハ栄養のガイドライン作成が進行中で、近年中の学会化も予定されているとの事でした。

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また講演の中では、お互いの「夢」を語り合う場もありました。若林先生の夢は「医原性の低栄養を根絶したい」とのこと、栄養管理が不十分なため不幸な転帰となっている症例を多く経験され「医師として何とかしなければならない!」と思われた事がきっかけだったそうです。リハ栄養研究会を立ち上げられた、その医の心に私は深く感銘しました。そして、そのような研究会に早くから参加でき学ぶチャンスを頂いていること、心から良かったと思いました。私の夢は​「地域の人の生活に貢献できる理学療法士になる!」です。高齢化社会においては今後も、ますますリハ栄養の必要性が高まっていくことは確実で、もっともっと勉強していきたいと思うことが出来ました。

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講演後には、昨年に引き続き若林先生と記念写真をご一緒させて頂きました(^^)。「リハ栄養には夢がある!」の若林先生のお言葉は、私にも大きな勇気を与えて頂きました。今後もリハ栄養の取り組みを頑張り、私の夢を叶えていきたいと思います!

医療法人社団誠道会
各務原リハビリテーション病院 リハビリテーション係
理学療法士 桂川 智宏

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