札幌脳卒中学会より~嚥下ニューロリハの気合いを漲らせる事ができました!メインイメージ

札幌脳卒中学会より~嚥下ニューロリハの気合いを漲らせる事ができました!

先日、第41回日本脳卒中学会総&学術集会が札幌にて開催されました。 テーマは「人口転換と脳卒中—Population Transition and Stroke」、未曾有の超高齢社会の中での「脳卒中とどのように関わるべきか?」は医療界においても重要となっていることをヒシヒシと感じる学会となりました。この学会は非常に活気がある会で、いつも会場の雰囲気がひと味違います。

第41回日本脳卒中学会学術集会
http://stroke2016.umin.jp/41jss/

私は4年連続で参加しておりますが、今年はお世話になっている医療機関先生方より多くの発表もあり、楽しみにさせて頂いておりましたが、今回は憂鬱な面もありました。まず私の一般演題の発表が、最終日の3日目かつ最後の最後だったことです(–;)。自分の発表は早めに終えて、気が楽になりたいのは皆同じだと思います。

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さて初日の夜は、我が嚥下ニューロリハ 師匠と、北海道のお寿司をつまみながら、今度の当院の取り組みについて作戦会議をお願い申し上げました。北海道の海の幸は大変美味しく、話はいつも以上に盛り上がります(^^)/。いつも、貴重なお話しをお聞かせ下さいまして、感謝申し上げます。翌月神戸で開催される神経内科学会総会の教育セミナーでは、私が嚥下ニューロリハのトレンドを講演する事になり、そのプレッシャーで数ヶ月前より憂鬱な日々が続いていましたが、やさしい師匠のお言葉で、随分軽減する事が出来ました。

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本学会では、病病連携で大変お世話になっている松波総合病院脳神経外科、澤田元史先生のご講演がありました。澤田先生の臨床研究は、このブログでも何度もアップさせて頂いておりますが、今回も「ドラマティク&スカッとスッキリ」でした。脳卒中権威として御高名な神経内科先生が、写真のごとく真面目にメモ撮られている様子には大変驚きでした。澤田先生のご発表内容がいかにレベルが高いかが、よく分かりました。

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会場を出た後も、写真の様に聴講者から質問&あいさつ攻め(笑)に合われるモテモテぶりは、毎回の恒例行事です。私も澤田先生のように聴講者を「スカッとすっきり」させられるようなプレゼンが出来るようになりたいと思いました。

学会後、澤田先生には、松波総合病院の若手先生方との一緒に、札幌市内でチョーお勧めというお店に連れてって頂きました。

北海道の新鮮な魚介類は本当に美味しく、特に新鮮で透明なイカは感動レベルでした(ToT) 動画アップしましたので、その新鮮ぶり見て下さい!

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私、専門が決まっていなかった研修医時代は、日々の診療に精一杯で、とても学会に参加しようというなどいう気にはなれなかったのですが、、、。そのような先生方の若さあふれる向学マインド、とても良い刺激となりました。

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今回の学会では、脳卒中の中でも特にリハビリテーション関連の演題を多く聴講してきました。「ニューロリハビリテーションの進歩」なるセッションあり、リハビリテーションが神経保護・神経新生を増幅するメカニズムや、ロボットスーツHAL による効果など、動画を交えてリアルにお話頂き、とても勉強になりました。各研究機関で精力的に御活躍されている先生方の最先端のお話はいずれも感動レベルでした。

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3日目は私の発表です。以前より当院が力を入れている干渉波刺激装置の治療効果について、対象疾患を脳卒中後嚥下障害とした臨床研究についてお話させて頂きました。実施症例数が集積してきたので、その中間報告です。

実は、私の発表が最後最後という事以外にも、憂鬱を倍増させる理由がありました。それは、何と私のセッションの座長が、嚥下ニューロリハの大家である東京慈恵会医科大学教授の安保雅博先生である事でして、それを知ってしまってからは、、、(–;)(–;)。

東京慈恵会医科大学リハビリテーション科 教授  安保 雅博 先生
http://www.jikei-reha.com/

安保先生方の、特に磁気刺激装置によるニューロリハビリテーション研究は、その有効性が世界的に評価され、我が国でも普及しつつあります。今回の脳卒中学会でも、磁気刺激の有効性を明らかにされた研究報告が、各医療機関様からいくつも報告されていました。磁気刺激は治療法とともに神経機能評価にも大変有用であることを知っていた私は、以前より興味津々で、安保先生方の臨床研究は論文にて多く拝見させて頂いておりました。

さて、そのような御高名な先生の前でお話すること、写真のごとくカチコチ状態でしたが(‥;)、何とか無事終えることが出来ました。

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下記のように、干渉波刺激装置追加群(IFC+TDT)は対照群(TDT)と比較して、より嚥下機能が改善する事、そして、その回復の過程を早くすることが出来る可能性もある事が分かり、解析を継続していきたいと思っています。

VF評価

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VE評価

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アウトカム

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安保先生より、今後の臨床研究において重要なご指摘と御教授賜る事も出来ました。そして写真のごとく、安保先生ご執筆の教科書に、直筆のサインも頂く事も出来まして、ニューロリハのやる気を更に漲らせることが出来ました!しっかりと勉強させて頂きます!!

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さらに同教研究室でrTMSを活用した嚥下ニューロリハ研究において、数多くのご業績を残されておられます百崎良先生よりその研究内容を伝授賜る事も、お許し頂くことが出来ました。来月神戸神経内科学会総会で、嚥下ニューロリハのトレンドを講演するにあたり、rTMSは絶対不可避と思っていましたので、まさに「ピンチをチャンスに変える(笑)」を実践出来たような気がしました。 

東京慈恵会医科大学リハビリテーション科 講師 百崎 良 先生
http://www.jikei-reha.com/?page_id=215

全国レベルの学会の良いところは、質の高い発表を拝聴出来るとともに、各地でご活躍されている先生方と交流出来るチャンスもある事です。論文や教科書より学ばせて頂いた先生に、直接お目にかかり、お礼を申し上げられることは大変嬉しい事です(^○^)

今回も新たな知見の取得と共に、新たな師匠と出会いなど大変有意義な学会となりました。学んだ事、そして教えて頂いたことを当院の脳卒中診療に活かしていきます!!

医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
神経内科 和座 雅浩

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