「日本一の嚥下リハ病院」をリアルウオッチさせて頂きました(^^)/メインイメージ

「日本一の嚥下リハ病院」をリアルウオッチさせて頂きました(^^)/

先日、「日本一の嚥下リハ病院」にお伺いして、その取り組みを見学させて頂きました。日本一の嚥下リハ病院とは、浜松市にある聖霊福祉事業団・浜松市リハビリテーション病院で、この業界で働く者なら「浜松リハ病院の名を知らないのはもぐりだ!」といわれるほど御高名な医療機関様です。病院長の藤島一郎先生を中心に、まさに我が国の摂食嚥下リハのゴールデンスタンダードを構築されてこられ、その取り組みそのものが、嚥下診療に関わる全職種にとって必須の指南書となっています。

浜松市リハビリテーション病院
http://www.hriha.jp/about/greeting/index.html

当院がそのような病院様にお世話になるようなったきっかけは、浜松市リハビリテーション病院でご勤務される重松孝先生が、名古屋で開催されたリハビリテーション専門医会にて嚥下ニューロリハについて教育講演をされた時に、好奇心旺盛な和座医師にその内容を聞かれてしまったことが、きっかけだそうです。特に電気刺激機器を嚥下ニューロリハは親身に御指導頂き、当院の診療でも活用させて頂いています。重松先生は下記のように岐阜にもご講演にお越し頂いており、私達も良く覚えていて、和座医師は重松先生を「嚥下ニューロリハの師匠」と呼ばれていました。

岐阜脳神経フォーラム2014年~重松孝先生に岐阜嚥下診療を盛り上げて頂きました!
http://www.seidoukai.or.jp/reha/blog/2284.html

そのような医療機関様の見学とあらば、沢山の事を学ばせて頂けると、私達も前日からドキドキ・ワクワクです(^^;;

病院に到着した時に、まず病院の明るく、広々したとても優しい雰囲気に感動しました。また廊下には綺麗なお花の写真が多数飾られていましたが、全て藤島先生の作品だそうで、病院である事を忘れてしまうようなお家のように落ち着くその趣で、患者様を和ませる雰囲気作りは素晴らしいと思いました。職員の皆様は温かい雰囲気で迎えて下さり、患者様・家族様もさぞ安心して治療を受けられているだろうなと思いました(この点だけは、私達も負けていないと思いますが♪)

まず見学は、今回の見学を調整下さいました幸地さま、竹田さまより、「浜松市リハビリテーション病院の歴史と今」についてお話頂きました。写真の様に開設は昭和18年までさかのぼり、様々な経緯で今に至っているとの事でした。日本一嚥下リハ病院様とあられれば、その歴史も長いと思っていましたので、とても意外でした。

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浜松市リハビリテーション病院様が本格的にリハビリ診療を充実されたのは、藤島先生が病院長に着任されてからで、その後は症例数とリハビリ件数が、もの凄い勢いで増えていること、和座医師は驚愕していました。

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また、摂食嚥下の取り組みとして「えんげサポート養成講座」を定期的に開催されていて、職種を問わず試験&認定制度もあるとの事でした。「院内の摂食嚥下を充実させるには、とても良い取り組みで、当院でも是非実践したい!」と、和座医師は気合いを漲らせていました(笑)。私達も準備が大変なのは必至ですが(‥;)、協力する事をお約束しました。最後には、このようなスライドで占めて頂き、とても嬉しかったです。

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オリエンテーションの次は嚥下造影・内視鏡検査の見学となりましたが、藤島先生から直々にご指導頂ける事となり、二人の緊張は一気にピークに達してしまいました(‥;)。設備はもちろんですが、関わるスタッフ様は、多くの場面で様々な食事形態(今回本当の食事ではなくゼラチンゼリー等で形態確認をされていました)、水分等の嚥下状況を詳細に確認されていました。当院でも患者様にご負担が少ない形で検査を行う事・トロミの濃度の統一をはかりたいと思いました。そして、サマリーにも確実な情報が伝えられるような体制にしていきたいと思います。

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御高名な藤島先生からは、直接ご指導を頂く事ができました事、感動でした。また事前の作戦通り、当院のバイブルとして活用している『嚥下障害ポケットマニュアル』にご直筆のサインも頂く事ができ、とても嬉しかったです!藤島先生と、にこやかに記念写真ご一緒させて頂きました(^o^)

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 午後からは、3人が分かれてレクチャーを賜りました。 和座医師は、えんげと声のセンター・金沢英哲先生に、嚥下障害の手術についてマンツーマンでご指導頂いたそうです。和座医師は、学会・研修会で金沢先生のご講義を何度も聴かれているそうですが、特に「症例数・術式法ともにとても豊富な症例に基づく嚥下障害に対する外科的治療のお話」にはぞっこん状態♡♡で、金沢先生も当院の好奇心旺盛医師に見事にロックオンされてしまわれたと思いました(^^;)。当院の嚥下障害症例ではまだ手術加療の施行例はありませんが、和座医師は「適応を見定め、腕利きの耳鼻科の先生に手術をお願いすれば、口から食べられる患者様は確実に増える!」ことが分かったと、とてもご満悦でした。金沢先生とも記念写真をご一緒させて頂きました(^^)/

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私大野は、管理栄養士の方にご担当頂きました。一番印象に残ったのは、やはり食事形態の工夫でした。浜松市リハビリテーション病院ではソフト食と一般的に言われる、普段の食事をミキサーにかけてゼリー状に固める食事形態は提供していないとの事です。当院でのソフト食の課題としていかにゼリー食と思わせず見た目も味も楽しんで頂けるかといものがあったのですが、ソフト食がない理由に関して「在宅に帰られる方が、いざソフト食を作ろうと思った場合形や素材1つ1つ分けて作成するのは大変な作業であり、病院通りに作れない・作らなければなら」という介助者への負担になり兼ねないとのお言葉がありました。これに関して深く印象に残っております。確かに食べられる患者様の気持ちは大切ですが、栄養士としては患者様を支えるご家族様のサポートしていけるよう、配慮していかなければならないと思いました。

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私可児は、歯科医師の先生と歯科衛生士の方々にご担当頂きました。PAPやPLPの作成、その活用により嚥下機能の補助を行うことや、口腔ケアで口腔内の汚染状態の軽減や口腔機能の向上をはかることについて、詳しく教えて頂きました。いずれも、レベルの高い技術力だからこそ行える事だとよく分かり、とても勉強になりました。私自身、技術を磨いていくのはもちろんのこと、患者様の口腔状態と嚥下機能との問題点を素早く考え、他職種に対して自信をもって伝える知識の幅をより広げていきたいと思いました。また見学では、毎週一回開催されている嚥下カンファレンスも拝見させて頂くことが出来ました。様々な症例に対してスタッフの関わり方も拝見する事ができ、他職種で患者様の状態把握や嚥下機能の向上に向けて話し合うことができる環境はぜひ、当院でも参考にしていきたいなと思いました。

これは和座医師が何年も前から、是非みたいと言っていた経頭蓋磁気刺激装置です。頭に磁気刺激をしながらリハを行うと、手足の機能の回復が早まるとのことで、東京慈恵会医科大学リハビリテーション科の先生方を中心に、一般の医療機関でも導入されつつあるそうです。嚥下障害のリハビリテーションにも応用されつつあるとのこと、和座医師は来月の神経内科総会での教育セミナーで、嚥下ニューロリハのトピックについて講演されるそうですが、どうしてもその前に実物を見せて頂きたいとの事で、実現となった見学会であったこと、後ほど教えて頂きました。和座医師は大好きな機械を買ってもらった小学生のように大喜びでしたので(笑)、「先生、願いが叶ってホントに良かったですね!」と言ってあげました。

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さて、今回は丸1日に及ぶ見学でしたが、本当に楽しく、盛りだくさんの事を学ばせて頂き、あっと言う間に終わってしまったという感じでした。名残惜しさ一杯なのか、和座医師は「また来年も見学お願いしますと!!」と既に一年後の見学を申請されていましたが、藤島先生は「和座先生はもう来なくて良いから、別のスタッフさんを!」とおしゃられていていました。和座医師は相当な浜松リハ様リピーター(笑)である事、私達にバレてしまいました。

浜松市リハビリテーション病院のスタッフ皆様には、お忙しい中にもかかわらず、ご丁寧に教えて下さいました事、心より御礼申し上げます。リアルウオッチさせて頂けました素敵な病院の雰囲気と、素晴らしいチームワークを当院の診療にも活かせるよう、もっともっと頑張りたいと思うことが出来ました!!

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医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
管理栄養士 大野 敦子
歯科衛生士 可児 亜沙子

”追記”(クリック)

研修後は、我が嚥下ニューロリハの師匠に「日本一の焼き肉屋さん」にお連れ頂きました。以前より、浜松にはとても美味しい焼き肉屋さんがあると、お伺いしていたお店です!(^^)!

大貫
http://tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22006239/

多くは語りませんが、写真をご覧になって頂ければ、ご理解頂けると思います(こんな牛タン、絶対ここでしか味わえないです!)

日本一は、やっぱり日本一に惹かれるものだと、改めて思いました!!

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医療法人誠道会  
各務原リハビリテーション病院
神経内科  和座 雅浩

 

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