摂食嚥下リハビリテーションの重要性をお伝えしました!~第4回日本難病医療ネットワーク学会学術集会にてメインイメージ

摂食嚥下リハビリテーションの重要性をお伝えしました!~第4回日本難病医療ネットワーク学会学術集会にて

先月、ウインク愛知で第4回日本難病医療ネットワーク学会学術集会が開催されました。テーマは「難病の多様性と共通する課題」~ニーズを捉えた多職種連携支援と治療法開発の願い~です。本学会は難病医療専門員の情報交換と経験の共有化を目的として、平成11年に開催された「中国・四国・九州難病医療専門員研修会」に始まり、その後、医師、看護師、セラピストらも参加し、平成16年に学会化されていったそうです。今回の大会長、岐阜大学神経内科・老年科学教授、犬塚貴先生がおしゃられていますように、神経難病では疾患の治療のみでは解決出来ないことが多く、患者様の生活や尊厳を守るためには、官民さまざまな組織、そして多くの職種の連携が必要不可欠であり、医療における多職種連携の重要性を、世に先駆けて発信した会となっています。

第4回日本難病医療ネットワーク学会学術集会
http://www.jmnsid4.com/about/greeting.php

日頃の神経疾患診療においては、岐阜大学および関連医療機関先生・関係者の皆様より多大な御支援を頂いておりまして、今回の私達の意気込みは並々ならぬレベルでした。当院からの一般演題は3演題と演題数の多さは大会No.2!、そして下記のように抄録集の表拍子の裏に、当院広告を大きく掲載して頂くなどのサプライズ★もあり、私もいつも以上に力を漲らしての参加となりました。

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私はシンポジウム2「神経難病のリハビリテーション」にて、神経難病における摂食嚥下リハビリテーションの意義と実践についてお話させて頂きました。この手のセッションでは聴講者に「勉強になった!、為になった!!」とおしゃって頂くようなお話をする事がミッションですが、多職種参加型の会でそのようなニードに応える事は、とてもハイレベルな能力が要求されます。あれこれ準備している間に出来てしまったスライドは、100枚以上!(>_<)、とても30分で収まるようなボリュームではなく、とにかく削って削って、会当日を迎えることになりました。

シンポジウムではまず、神経難病の患者様は経過が長く、徐々に機能が低下していく方が多いため、病期にあわせた対応が必要で、かつ訓練は長続きすることが重要である事をお伝えしました。そしてそのような摂食嚥下障害には、「上手くお付き合いしていく心構え」が重要である事も、強調させて頂きました。

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これまでの会とは異なり、摂食嚥下リハビリテーションに直接関わりの無い職種の方の参加も多いとのことで、実際に行われている訓練法など、一般的な話も交えました。一生懸命聞いて下さる聴講者の数の多さに、この会にも摂食嚥下マインド☆を共有出来る方が多い事を知り、大変心強くなりました。

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後半は、様々な神経難病症例の摂食・嚥下障害の症例を、臨床経過、嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査所見、そして訓練効果を提示しながらお話しました。ここでも何度も御紹介させて頂いているように、当院では嚥下訓練時に、干渉波刺激装置などの刺激機器を組み合わせています。この手法は患者様の負担は最小限で長続きしやすい事が特徴で、経過の長い神経難病患者様の訓練には相性が良いこと、強調させて頂きました。治療と対応に難渋することが多い神経難病の摂食・嚥下障害ですが、適切な訓練・対処法により 誤嚥性肺炎を回避しながら経口摂取を続ける事の重要性はご理解いただけたようで安堵しました。また提示した症例には、本会ホストである岐阜大学神経内科・老年科の先生方より御紹介頂いた症例も多数あり、このような形でご報告出来ました事、リハビリテーション医冥利に尽きることとなりました。

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4人の発表が終わった後、当院メンバーでお疲れ様会をしました。それぞれの職種が、それぞれの立場での神経難病診療の取り組みを発表できましたこと、とても嬉しく思いました(^-^)。

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夜は学会懇親会に参加です。今回の開催時期が秋の収穫を感謝するハロウィンと重なっていましたので、大会長犬塚先生や岐阜大学神経内科先生方が仮装されて会を盛り上げられるとのこと、私とは異なり普段は真面目なイメージしかない岐阜大学先生方が、一体どんなコスプレ姿をされるか興味津々で参加して参りました(^_^;)。

プレミアム貴重な写真集、皆様も是非ご覧下さいませm(__)m。これは、犬塚先生のコスプレスタイルです。知的で品があられる先生は、どのような格好をされても上品さは保たれるものだと、つくづく思いました。あちこちでフラッシュがたかれ、犬塚先生もご満悦そうでした。

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岐阜大学神経内科の先生方は、それぞれご自身にマッチされたコスプレを厳選されたのか、とてもお似合いで、会場の雰囲気も一気に和みます(^-^)。学会ホストとして、参加者を楽しませる心温かいお心遣いには、心から敬服ですm(_ _)m。

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最後はこのブログにも何度もご登場頂いております林祐一先生とツーショットです。日頃の神経疾患診療や臨床研究において多大な御支援・御指導を頂いております林先生には、どれだけ感謝申し上げてもしきれません。そのような林先生と一緒にコスプレできなかったこと、心から悔やまれ、来年は挑戦したいと思いました。

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神経難病診療における摂食嚥下リハビリテーションの重要性をお伝え出来ました事、そして 全国の難病診療に関わる多くの職種の方とマインドを共有出来ました事、私にとりましては大変有意義で忘れられない学術集会となりました。 このような機会を与えて下さいました犬塚先生、岐阜大学神経内科・老年科学講座の関係者皆様には、心より御礼申し上げます。引き続き院内外のネットワークを強化し、難病患者様の診療をより充実させていきたいと思うことが出来ました。

医療法人誠道会
各務原リハビリテーション病院
副院長・神経内科  和座 雅浩

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