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リハビリテーション部門

平成22年7月より既存の介護保健サービス(介護老人保健施設、デイケアセンター)に加え、外来リハビリテーションと訪問リハビリテーションを開設し、医療保険でのサービスも充実できるようになりました。

さらに、平成23年12月に各務原リハビリテーション病院を開設することにより、急性期以降の治療を入院から在宅生活まで、総合的にサポートさせていただく体制が整いました。

今後も地域の皆様が安心してご利用していただけるように、また、切れ目のない医療・福祉サービスが提供できるよう、スタッフ一同積極的に取り組んでいきます。

リハビリテーションとは?

Re(再び)+hbilis(適した)+-ation(~にする)『再び適した状態にする』

『人間らしく生きる権利の回復』

1969年 WHO-世界保健機構

『リハビリテーションとは、医学的、教育的、職業的手段を組み合わせ、かつ相互に調整して、訓練あるいは再訓練することで、障害者の帰納的能力を可能な最高レベルに達せしめることである』と言うように、リハビリテーションは「医学的な要素ばかりではなく、障害を持たれた方に対して色々な手段を用いて、今まで生活していた環境に戻っていただく」という意味合いがあります。それは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士だけではなく、すべての病院・施設スタッフ、患者様・利用者様、ご家族の方、地域の方等 が協力し合って達成できる事であると考えています(チームアプローチ)。

各部署のリハビリテーション紹介
当院の特徴

当院のリハビリテーション室はサービスステーション・食堂のすぐ隣に設置されておりリハビリをやりにリハビリテーション室へ行くのではなく、生活そのものがリハビリと感じていただける設計となっております。また治療効果の高いと言われている免荷歩行装置やレッドコードなどを使用し、質の高いリハビリテーションを提供することができます。

レッドコードを使用したスリングセラピー

レッドコードと呼ばれる天井から吊るされた赤いロープを使用し、さまざまな運動を行います。
骨折後や脳卒中後のリハビリなど幅広く疾患に活用でき、当院では日常生活の動作練習にも生かせるよう台所や洗面台にも設置されております。

レッドコードを使用したスリングセラピー

免荷歩行装置を使用した歩行訓練

免荷歩行装置は、脳卒中後、骨折後などさまざまな分野において使用される機器です。術後・受傷後早期で自己の体重を支えきれない方は今まで歩行練習を行うことができませんでしたが、免荷歩行装置を使用することにより早期から歩行練習を実施することが可能になりました。

免荷歩行装置を使用した歩行訓練

経頭蓋磁気刺激治療(TMS)

TMS治療の概念図

今回当院が導入した「経頭蓋磁気刺激治療」とは、特別な磁気発生装置により大脳の活動性を変化させる治療法で、「TMS:transcranial magnetic stimulation」の呼び名で知られています。 患者様には入院をしていただき、図のように損傷を受けていない脳を刺激することにより脳卒中後遺症(上肢麻痺)を改善させるものです。
頭皮の上から1回につき20分間刺激しますが、痛みもなく、副作用もほとんどありません。刺激に引き続いて個別集中リハビリテーションを行い、入院期間中に合計で20回の刺激をします。 脳卒中後の上肢麻痺に対する新たな治療法としてとても注目されており、日本国内のみならず、海外でも行われています。
詳細についてはお気軽にお問い合わせ下さい。

TMSと治療の様子

TMS治療は、脳卒中後の患者様全てに対して行なえる治療ではありません。次に示す「脳卒中後遺症に対するTMS治療の適応基準」をすべて満たしていることが条件となります。

脳卒中後遺症に対するTMS治療の適応基準
  1. 片側の病変である
  2. 脳卒中(脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血)が原因で上肢が麻痺している
    手首を曲げずに指でグーパーができる(少なくとも親指、人差し指、中指の3指が曲げたり伸ばしたりできる)
  3. 日常生活が自立している(自ら移動できるなど、生活上では介助を必要としない)
  4. 全身状態が良好である(発熱、栄養障害、体力低下、重度の心臓・肝臓疾患がない)
  5. 最近1年間で、痙攣の既往がない(脳波検査で異常がない)
  6. 頭蓋内に金属(クリップ、コイル、ステント)が入っていない
  7. 心臓ペースメーカーが入っていない
  8. うつ病でない
  9. 認知機能に問題がない(認知症でないこと)
  10. 年齢が20歳以上である
  11. 発症後1年以上が経過している
  • 適応基準を満たしている場合、高い安全性をもってTMS治療ができると予測されますが、その効果は患者様一人ひとりによって異なります。
  • TMS治療を施行された患者様全員に症状の改善がみられるわけではありませんので、TMS治療を行ってもなんら症状の変化がみられない場合もあります。
  • 「TMS治療が可能かどうか」は、最終的に当院医師の診察によって決定されます。適応基準を満たしていても診察の結果、TMS治療が行なえない場合もあります。

(倫理委員会承認番号2017-M034)
(UMIN試験ID 000028495)

治療担当医師:安藤弘道
問い合わせ先:各務原リハビリテーション病院 地域連携課 058-384-8181

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