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北2階病棟(B・C棟)

北2階病棟は、長期療養に対応した療養病棟です。患者様は血液透析を行っている方やCV管理の方、PEG・NGにより栄養を取られる方など様々な患者様の入院生活をサポートさせていただいています。

私たちの病棟の特徴として「アドバンスリハ」と呼ばれるものがあります。患者様に対し、看護師・介護福祉士・リハビリスタッフが職域を越え、多職種協同で介入しています。食事・入浴・排泄等の日常生活に対するケアを1日24時間を通して先に上げたすべての職種で行っています。最初は慣れない業務に戸惑いや問題もありましたが、お互いの仕事を知り、共通の仕事をする事で以前はあまりなかったコミュニケーションが増え、現在では各職ごとに違う考え方を出し合いながら、患者様にとってより良い方向に向かうよう取り組んでいます。

また、昨年インドネシアからの留学生の受け入れも始まり、より活気のある病棟になってきています。

療養病棟は、救急病院などによる急性期医療の治療を終えても、引き続き何らかの治療が必要なため医療提供の必要度が高く、病院での療養が断続的に行われる必要な患者さんを対象とした病棟です。

人工呼吸器管理や酸素吸入、中心静脈栄養などの点滴管理、経管栄養管理、人工透析(カテーテール透析も可)、気管切開、頻回な。。吸引、神経難病、緩和ケアなど、様々な医療ケアが必要な患者様に対し、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護士・医療ソーシャルワーカーが多職種連携を図り、患者様の特徴や病状を理解し、患者様やご家族の思いを大切にした医療・看護・リハビリテーションの提供に取り組んでいます。

このような慢性期の患者さんは、下表「対象となる患者の状態」のとおり、厚生労働省の定めた規定に従って医療の必要度に応じた「医療区分」として分類評価されます。

療養病棟は、主に医療区分2〜3などの医療必要度の高い患者さんの入院を担当することが期待されている病棟であり、当院においても、医療区分2・3に該当する患者さんが入院の中心となっております。

また、回復期リハビリテーション病棟でのリハビリ対象ではない患者様の入院リハビリテーションの受け入れもしております。

疾患状態スモン、医師及び看護師による24時間体制での監視・管理を要する状態
医療処置中心静脈栄養、24時間持続点滴、人工呼吸器使用、発熱を伴う場合の気管切開、気管内挿管のケア、酸素療法(3L/分以上)、感染隔離室におけるケア、ドレーン法、胸腹腔洗浄
疾患状態筋ジストロフィー、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病関連疾患、その他神経難病(スモンを除く)、神経難病以外の難病、脊髄損傷、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、疼痛コントロールが必要な悪質腫瘍、肺炎、尿路感染症、創感染、リハビリテーションが必要な疾患が発症してから30日以内、発熱を伴う脱水、体内出血、発熱を伴う嘔吐、褥瘡、うっ血性潰瘍、せん妄の兆候、うつ状態、暴行が毎日みられる状態
医療処置透析、発熱又は嘔吐を伴う場合の経管栄養、喀痰吸引、気管切開、気管内挿管のケア、3回以上/日の血糖チェック(インスリン注射実施)、皮膚の潰瘍のケア、手術創のケア、創傷処置、足のケア、酸素療法(医療区分3に該当しない場合)
医療区分2・3に該当しないもの

※上表の医療区分1にあたる患者さんは、介護医療院や老人保健施設といった医療に対応できる介護施設が入所を担当する傾向にあります。
当病棟での受け入れについては、別途ご相談いただいたうえで対応することもあります。

療養病棟の入院期間は特に定められておりませんが、患者それぞれのご状態や入院の目的によって入院期間の目安も変わってきます。

例えば、24時間の点滴や酸素の供給が必要であったり、1日に幾度も痰の吸引が必要であったり、肺炎を繰り返すといった医療依存度の高い方には継続的かつ的確な医療の提供が必要となるため長期的な療養となります。
また回復の見込みが無く、終末期における入院が目的の患者には、看取りまで入院対応をいたします。

医療度が比較的低い方や、回復傾向にある方については、介護保険施設などへの入所を調整するまでの入院となります。

STEP1
入院のお問い合わせ・お申し込みについて
患者様の担当ソーシャルワーカーから、当院『地域医療介護連携室』宛にご相談ください。
STEP2
FAXにて書類の送付をお願いします
入院時に必要な書類は、お電話を頂いた際にソーシャルワーカーにお伝えします。
STEP3
必要に応じてご家族にご来院いただきます
ご来院前に必ずお電話にてご予約をお取りください。また印鑑・保険証等をご持参ください
・患者様のご状態をお聞きします
・退院後の方針や希望をうかがいます
・入院費の詳細を説明します
・当院の方針を説明します
※患者様の状況を詳しく把握し退院後の支援をされるご家族が面談にお越しください
STEP4
入院判定を行います(必要に応じて)
入院相談の患者様について、当院での対応が可能か検討いたします。
審査が終わりましたら、1週間ほどでお受入れの可否についてご連絡いたします。
※面談当日に入院日を決定させていただく場合もあります。
STEP5
入院当日(ご家族の付き添いをお願いいたします)
指定日時に入院病棟入口までお越しください。
その後、入院時検査・入院時手続き・入院時説明がございます。

お問い合わせ窓口

地域医療介護連携室

058-384-8403

〒509-0124
岐阜県各務原市鵜沼山崎町6-8-2

058-384-8485

058-370-1901

内科/小児科/糖尿病・代謝内科/脳神経内科/リハビリテーション科/消化器内科/腎臓内科/循環器内科

月〜金・土曜午前・祝日午前

8:30〜16:30(※1)、8:30~11:45(※2)
(※1)月〜金 (※2)土・祝日

9:00〜12:00、13:00〜17:00(※)
※土・祝日の午後を除く

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各務原リハビリテーション介護医療院
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